
障子って昔からある日本にある建具(たてぐ)ですよね?
ピンと張った白い障子は気持ちよくて気持ちもひきしまります。
張り替えの目安は3年~5年だそうですが
でも障子を貼るのはちょっとめんどくさそう・・と
思っている方も多いのではないでしょうか??
窓に近く風水やスピリチュアル的にも運気の通り道なので
綺麗にしておくこと運気アップにもなるんだとか(*^。^*)
今日は障子の貼り方のコツや剥がし方、霧吹きのタイミングをご紹介したいと思います。
障子の貼り方、障子の剥がし方のコツ
まず障子を剥がして行くのですが
障子を剥がすのを丁寧にキレイにやらないと、
新しい糊がうまくのってくれません。
気を付けて頂きたいのは水洗いはしない!という事です。
昔はホースで水を障子にバシャバシャかけて水洗いをして
たわしで障子の枠をゴシゴシ擦ってのりを落として障子紙を剥がしているお家をよく見かけましたが
(わたしも小さい頃は親がそうやって障子紙を剥がしていました・・・)
古くなった障子やたばこのヤニののついた障子は
水洗いでバシャバシャやってしまうと
後から「灰汁」がでてきてしまってせっかく貼った障子の見栄えがわるくなってしまいます。
たわしで枠をゴシゴシ擦ってしまうのも障子が折れてしまったり乾かしているときに枠が歪んでしまう可能性があるのでやめましょう。
お水ももったいないですしね!あまりおすすめではないです。
それでは障子の貼り方と剥がし方です。
準備する物
まずは障子を貼るのに必要な物を準備しましょう!
・のり
刷毛で塗るよりワンタッチ糊の方がおすすめ
・カッターナイフ
・定規
(金物の定規)
・スポンジや刷毛
・タオル
・バケツ
・ゴミ箱
・霧吹き・ブルーシート
(防水のシートなら何でもOK)
・仮止めテープ
(養生テープやマスキングテープなど)
手順
① 障子を貼るのは屋内作業の方が安定するかと思いますので
床に水や糊などが落ちないようにブルーシートを敷きます。
バケツに水をたっぷり入れてください。
カッツターナイフもよく切れるように新しい刃に変えておきます。
② スポンジに水を含ませて桟を湿らせていきます。
5分~10分程度置いてしっかり浸透させたら濡れている部分からゆっくり剥がしていってください。
乾いてしまった所や剥がれにくい所には再度スポンジなどで湿らせてから剥がしていきましょう。
ポイントは無理に剥がさないことです。
無理矢理剥がしてしまうと紙や糊が残ってしまいます。
焦らずゆっくり剥がしてみてください。
【破ってから剥がすのは手間がかかるだけ】
障子に穴を開けてから剥がすのは一気に剥がしにくく手間がかかってしまうのでやめた方がいいです。
障子の貼り方
障子紙を剥がし桟の部分が乾いたら
いよいよ新しい障子紙を貼っていきます!
① まずは上側の桟に養生テープやマスキングテープを使って左右と真ん中に障子紙を仮止めしていきます。
② 仮止めが終わったら障子の枠の縦の方向の部分に糊を付けてい、次に横方向、枠の部分に付けていきます。
これでのりつけは完了です!もう一息!
③ のりつけが完了したら仮止めした障子紙をロールのまま障子の格子(こうし)の外側部分に乗せてゆっくり引っ張りながら転がして行きます。
下まで貼り終えたら障子紙を格子の外側において外側部分をカッターを使ってカットします。
その後のりが落ち着くまで時間をおきます。
④ 障子が乾ききる前にガイドに沿って障子紙をカットしていきます。
霧吹きのタイミングは?
この時点で障子紙が多少ゆるみがありシワになっても
ピンと張った状態にしたいのであれば霧吹きを使うと解消する場合があります。
しわも綺麗に伸ばせるので修正する時にも役立ちます
木綿などの植物繊維でできた障子紙は濡らすと乾く時に縮んでピンと張るようになり、しわも伸びます。
そして霧吹きをするタイミングは
糊がしっかりと乾いたら霧吹きを使って均一になるように吹きかけていきます。
びしょびしょにするのではなく全体的に薄く均一に吹きかけます。
たったこれだけで数日後にはピンと張った状態になるのででぜひ試して見てください。
結構たのしい作業ですよ(*^。^*)
伸びない場合は再度吹きかけて様子を見てください。
ただし注意して欲しいのは、化学繊維の場合は木綿などに比べると縮みにくいようですので、障子紙の素材は確認しておいてください。
最後に
いかがでしたでしょうか?
障子の張り替えは初めてするときはうまくいかない事もあるかもしれませんがコツをつかんでなれてくると張り替えたあとの達成感もあります。またお休みの日に家族でするのも良いかもしれませんね。
障子の張替えは今後の事も考え、専用の道具を揃える事も頭に置いておくと今後はスムーズに張り替えできるかと思います。
きれいなシワの無い障子が貼れるといいですね!